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思い込み、常識、先入観がもたらすリスク

AgitLife Partner のKENです。

あなたはこの投稿の写真を見て何を感じましたか。

実は単なる子ヤギ(だったと思いますが。。。)が人参を咥えている写真ではなく、示唆を私に示してくれた一枚の写真です。

私達の普段の生活からビジネスまで、日々多くの決断をしています。その決断はその人の経験や先入観や固定概念を通して判断し決断しています。

時にその経験や先入観、固定概念と言ったものがマイナスとなってしまうことは感じる事はありませんか。

今回はそんなテーマで投稿したいと思います。

CONTENTS

先入観、固定観念とは何か?

まずは先入観や固定観念という物がどういった定義なのか、理解しているとは思いますが改めてしらべて見ました。

前もっていだいている固定的な観念。それによって自由な思考が妨げられる場合にいう。

出典:デジタル大辞泉

実際の体験に先立って,ある特定の対象に対してもつ主観的価値判断。体験に先立つ歴史的,社会的,宗教的など種々の要素によって形成され,好意的な場合と悪意のある場合とがみられる。

出典:コトバンク|先入観

私も私生活や仕事で何度も先入観や固定観念と言ったもので失敗をしてきました。

いかにに人は先入観や固定観念という物に左右されているかという事が判ります。

具体的な例を一つご紹介します。

営業担当は定期的に変更した方が良い理由

私は20年以上、メーカーの法人営業に携わっています。

その形態は企業や業界によっても様々ですが、直接販売を主とする企業で営業を担当している時の経験です。

その企業では全国にある営業所で勤務する営業担当をほぼ定期的に3年〜5年ごとに変更していました。

定期的な異動という理由もありますが、あわせて退職や新規営業所開設などの他の要因も多岐に渡っていました。

とはいえ、お客様からの視点ですと数年で営業担当が変わってしまうと人間関係も構築される前に変更となり、また頻繁に変更されると面倒だというお客様もありました。

またメーカーとして人間関係が構築できていないと、お客様のニーズを営業が掴みにくくなるというという話もありました。

そのため、この業界ではメーカーが直接販売をするのではなく、その土地に根付いた代理店を通じて販売する形態を取るのが一般的でした。

そうすることで、顧客とのコミュニケーションは顧客にいつも出入りしている代理店に任せる事ができると、多くの企業が考えていたことでした。

しかし、私が勤務していた企業は全く違った考え方でした。

メーカーは市場のニーズをいかに早く正確に汲み取り、製品開発をするかを最も最優先としていました。

代理店を通じて販売するということはお客様のニーズを自社の人間が直接聞く機会が減ってしまう、スピードが遅くなるなどの問題が生じる可能性があります。

その為、当時勤務していた企業では代理店を利用せず直接販売を行っていたのでした。

一方でメーカーが自社の営業に顧客を割り振り、長年担当させる事で人間関係が構築され顧客が抱える悩みや問題点を把握し易いというメリットがある一方、担当した営業の中で先入観が生まれてきてしまうのも事実です。

例えば、3年間アプローチをしているが売上が上がらないから、自社の製品はこの客先ではもう売れない。

こんな先入観が営業担当に出来上がってしまい、その客先から足が遠のいてしまうのです。

そんな客先でも営業担当が変わった瞬間に直ぐに売上が上がり、さらには売上額TOP10に入るような顧客となるケースはいくつも見てきました。

我々人間は気がつかない内に先入観が出来上がってしまい、それを払拭するのはそう簡単でな無いのです。

先入観を持たず、諦めずに道を求めた者だけが利益を得ることができる

子ヤギがニンジンを加えている写真を思い出して下さい。

この子ヤギは他のヤギ達と同じ簡易的な敷居のあるところから、隙間を見つけて外に出ることが出来るたった一匹の子ヤギです。

この子ヤギ以外にも沢山の子ヤギがいるのですが、この子ヤギだけが人が来るとその隙間から出てきてニンジンをねだるのです。

どうやって覚えたのかは定かではありませんが、敷居からは出られないという先入観を持たない子ヤギだけが、容易にニンジンを得ることができているのです。

敷居からは出られないという先入観が行動を抑制し、新たな道を開拓する機会を失ってしまうのです。

もちろん、経験や知識によって効率的で安全な選択をすることが出来るというメリットもあります。

日々、様々な決断や判断をしていますが、本当にその決断、判断は正しいのかという自問自答をしていく事で新たな可能性が見えてくるかもしれません。

今まで自分で不可能だと思っていることは何ですか?

まだまだあなたの周りに沢山の可能性が眠っている可能性があるかもしれません。

それでは今日はこの辺りで。

Agitlife partner

KEN

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