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OEM生産を始めてみます(製品構想から製品アイディアを形にする)

私のビジネスアイテムの一つであるOEM生産は、お客様から依頼のあった製品を独自のネットワークで海外OEMメーカを選定して、製作見積もりや、サンプル製作、輸出、納品など行っていきます。つまり、OEM生産のお手伝いがメインの仕事です。

ですが、ここ数ヶ月程はコロナウイルスの影響もあり、リモートワークを継続していて、自宅にいる時間が以前よりも複数の仕事をこなしやすいという状況でした。

そこで、なんとなく、思いついたのが自分のオリジナル製品を開発して、海外メーカに作ってもらおう!という企画です。

ビジネス売上拡大が一番の目的ではないのですが、自宅で日々時間をともにしている我家の犬の散歩ツールを自分で作ってみたくなったのです。

というのも、今までは市販の物を購入して使用していたのですが、我家の犬は大型犬に分類されるエアデールテリアという犬種なのですが、市販の製品は小型犬や中型犬向けの商品が多いので中々気に入ったものが見つからないと日々感じていたので、いっそのこと作ってしまおう!と考えたわけです。

しかも製作の途中を公開することで、OEM製作を始めたい人の参考に少しでもなるのではと考えたのです。

ということで、企画から製品化までのすべてを公開していこうと思っています。

CONTENTS

製品企画、アイディアを形にする!

とはいえ、いきなり何もない状態から新しい商品を作るというは中々難しい作業です。

私も、普段使用している商品の不満に思っている商品や、こんなものがあったら便利なのになと感じている事を材料にして、まずは1製品にターゲットを絞って見ました。

まずは犬のリード。

犬を飼っている人であればすぐに分かると思いますが、リードってこんなものです。

愛犬とを繋ぐロープですね。ご存知の方は多いと思いますが、このリードには目的別、素材、色、長さ、犬種などにもよって色々な商品があって欧州メーカをはじめ、中国メーカなど色々な国のメーカから発売されています。

我家でも色々なメーカの製品を購入しては利用してみてはいるものの、なかなか”お気に入り”が見つからないのです。長さでもちょっとした違いが、散歩時に使いにくい原因になったりします。

たとえば、散歩する人(私、家内)の身長の違いによっても少し長すぎたり、短すぎるなんてことも発生します。リードの幅も太すぎても持ちにくかったり、細すぎると安全面で不安に感じたりと色々と悩みがつかないのです。

市販のサンプルを購入して製品研究

そこで、私はなんとなく不満をもっている事をピックアップしながら、いくつか良さそうな製品を購入してみることからはじめてみました。

今持っている商品も含めて、人気海外メーカの商品から、値段が安いもの、評判が良いものまで10点程入手して、まずは製品単体の研究。

素材、幅、使用金具を一個一個並べては比較調査です。

それから、実際の使用感の調査です。これは毎朝、毎晩散歩に行くので商品を毎日使ってみての調査です。使ってみると予想に反して使いづらい項目があったり、気付きもあったりするので実際に使用してみるというのはとても大事な事だと改めて感じました。

ただ、マーケットにある商品全部をリサーチするわけにもいかず、自宅がリードだらけになってしまうのである程度自分が作りたい製品の方向性は定めてから、サンプル購入をはじめたほうが効率的ですね。

実際に我家は犬は一頭しかいないのに、リードが大量にあるので家内に文句を言われています。。。

製品のイメージ図を書いてみる

ある程度、サンプルの実際の使用感や自分のアイディアが見えてきたら、次は製品構想ですね。

この工程も意外と時間がかかりました。A4の白紙にフリーハンドで自分のイメージを絵とキーワードなどのテキストを入れながら、とにかく書きまくりました(笑)

ちなみに海外メーカに製作してもらうには製品の仕様を作る必要があります。イメージだけでは製作側は作ることができないのです。このあたりは長年製造業に携わっているおかげもあって、製品を製作する上でどのような情報が必要なのかを心得ているので、ちょっとだけ得意かもしれません。

もちろん、CADなどを使える人はそれを利用した方がより、正確に伝えることが出来ますが、海外OEMをするにあたり絶対条件ではありません。

私もCADまでは使いこなせないので、ひたすらハンドライティング。。。。

全長、幅、形状、素材、色などを決めて、次はいよいよ海外メーカとの打ち合わせに取り掛かりたいと思います。

ここまでの工程で約2ヶ月もかかってしまいました。他の仕事もしながらなのである程度仕方がないとは思いますが、アイディアを形にする作業は時間がかかりますね。

それでも、自分の製品が作れるワクワク感とドキドキ感はなんとも言えない快感があります(笑)

今日はこのあたりで。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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