前回から始まりました、実際に商品を作る過程を公開して初心者の方や、これから始めようと計画している方に少しでも参考になればと始めた企画です。
ちなみに前回(初回)はこちらになります。
まずは製品企画やアイディアを練って形にする作業からを説明していますので、まだご覧頂いていない方は前回の記事から目を通してもらうと流れがわかりやすいかもしれません。
それでは早速ですが、思い描く商品を決めて製品のイメージ図に落とし込んだあと、実際のサンプル製作依頼にはいるところから話を進めていきたいと思います。
CONTENTS
OEM製作依頼先の探し方① 展示会
制作自体がはじめての人にとっては、少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、まずはサプライヤーを探さないことには販売する製品はもちろん、サンプルの製作もできませんので思い切って進めていきましょう。
製作したい商品と関連する展示会が開催されていれば、実際に足を運んでサプライヤーを見つけるという方法があります。この方法が直接サプライヤーと話もできるので、タイミングよく展示会が開催されていれば良いのですが、昨今のコロナウイルスの影響で展示会の延期、開催されても海外サプライヤーが日本に来ることができない状況だと思います。いずれ可能になれば是非オススメしたい方法の一つです。
OEM製作依頼先の探し方② インターネット検索
サプライヤーを探す先としては有名なサイトとしてはアリババのようなサイトを利用することも可能ですが、やはり経験がないとハードルが高いと感じるかと思います。
とはいえ、語学に不安がある方でもメールであれば翻訳機能を使ってメールを送るだけなので、思い切って連絡を取ってみてはいかがでしょうか。数をこなすとその中から興味をもってくれるサプライヤーが現れるかもしれません。
OEM製作依頼先の探し方③ ビジネスマッチングサービス
逆の視点で考えるとコロナウイルスで日本とビジネスをしたいサプライヤーが、必死になってお客さんを探しているのも事実です。実際に私のところにも以前に比べてサプライヤーや商品の売り込み連絡が増加しています。
このように発注したい側と受注したい側をマッチングさせるサービスがあります。地方自治体や公的機関がインターネット上で運営しているものが多く、また無償で行っているサービスもありますので、こちらを活用する方法もあります。公的機関が運営しているサービスであれば、その点通訳やビジネスサポートまでしてくれる機関もありますので、活用してみてはいかがでしょうか。
最近はあまり利用していませんが、公的機関が運営し私が過去利用したことがあるのが下記です。
こちらは台湾政府と業界団体の支援により設立された日本のジェトロに相当する非営利公的貿易振興機構で、東京にも事務所を置く非常に有名な機関です。
ただ、大企業向けであったり、取引量の多い案件が多く取り扱われる傾向にあり、少量のビジネス計画の場合は成立する可能性が低いかもしれません。
まとめ
以上、3つほど一般的な方法をご紹介してみましたが、いかがでしょうか。どの方法でも、最初は緊張するでしょうし、不安な気持ちになるかと思います。
でも、一度経験してしまうと、次からとてもスムーズになりますし、この経験が今後OEM生産を続けていく上で重要になってきますので是非頑張ってみてください。
私はこうして構築してきたサプライヤーに直接依頼をする場合もありますし、以前取引した企業や人間関係ができたローカルパートナーを通じて良いサプライヤーを探してもらうこともあります。
それでは今日はこの辺りで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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